世界支配の流れ:米・ソ→ 米→ G7、G20→ G-Zero |
米ソ2極時代は、1945年から45年間続きました。
1990年から10年間は米国一極支配の時代です。
続いて、G7(ジーセブン、Group of Seven、先進7か国)、G20(ジートウェンティ、Group of Twenty、主要20か国・地域)が、世界を仕切ります。
しかし、いまはアメリカ、ヨーロッパ、日本のG3には世界を主導する力はありません。
中国、インド、ブラジルなどの新興大国は、経済開発で手一杯で、対外責任をはたす状態にありません。
国連も機能不全です。
G-Zero(ジーゼロ)の時代、世界無極化時代です。
バスの運転席には誰もいない時代です。
◇ ◇ ◇
米国1国支配は終わり、基軸のない時代です。
リーダー不在の時代、テンデンバラバラの時代です。
米国は、チュニジア、エジプト、リビアなどの中東情勢の激変に傍観せざるを得ません。
欧州危機にも無力です。
北朝鮮ミサイル打ち上げに有効な対策を出せません。
◇ ◇ ◇
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米国主導の時代が終わった2001年に小泉純一郎政権は誕生しました。
対米自立の絶好のチャンスでした。
しかし、時代認識はなく、アメリカ一辺倒政権でした。
年次改革要望書(※1)を飲み、日本を規制緩和、民営化で市場主義の奈落におとしいれました。
不条理なイラク戦争に唯々諾々と賛成しました。
国家百年の計に立ち、筋道を通し、「憲法上、日本は後方支援に徹します」と、10年間の孤立に耐えて、有言実行しておけば、世界は日本を賞賛していたでしょう。
それが、世界にとり、またアメリカにとってもありがたい頼もしい選択でした。
G-Zero 【英】
(※1)年次改革要望書
【追記】
唯一の超大国であった米国は、へとへとで立ちつくしています。
日本は、対米協調を根底においた
「対米自立」
を目指す時です。特に軍事、基地問題にそれが言えます。
調べれば調べるほど、植民地状態であることが判明します。
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