家康は、1616年に没します。没する前に時代を
(げんな、1615年- 1624年)と改めます。元和(げんな)とは、平和の始まりを意味します。
大阪夏の陣(1615年)により、豊臣氏は滅亡し、
戦国時代は終わりを告げます。改元は朝廷の権限によるものでしたが、家康の定めた禁中並公家諸法度により、幕府がおこなうことになりました。
家康は、武断政治から文治政治へとカジを切り替えました。
長子相続もはじめました。
平和な世なら、能力主義でなくてよいとの考えです。
家康の夢は、地上天国の実現でした。日光東照宮には、泰平を願い平和を象徴する彫刻群が施されています。
政権交代の理想・禅譲:「舜亭朝見(しゅんてい ちょうけん)」
人の訴えを傾聴:「周公聴訴(しゅうこう ちょうそ)」
子供が安心して遊べる社会の大切さ:「唐子遊び(からこあそび)」
生命の大切さ:「司馬温公(しばおんこう)の瓶割(かめわり)」
平和のシンボル:「眠り猫」
人生の教訓:「三猿」
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