以下Paul K. Benedictによります。
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「日本語、オーストロ・タイ語族」は、世界最大の範囲に広がっています。
<* オーストロとは、「南」のことです。>
西はマダガスカル、東はハワイ、チリのイースター島に至ります。
北は日本から、台湾、マレーシア、インドネシアを経て、ニュージーランドまでを含みます。
タイ語もこの中にふくまれます。
タイ語は中国大陸に長くいる間に、中国語の影響を受け、短く単音節になりました。
また声調をとりいれました。
<*
・声調は、 中国語の四声のようなもので、タイ語では五声です。
・タイ語は、シナ・チベット語族ではなく、中国語とは関係ありません。>
日本語は、インドネシア語、ハワイ語などのように母音が少ないのが特徴です。
のちにアジア大陸のアルタイ語族(蒙古語など)から現代のような「て・に・を・は」を取り入れました。
眼は、
・インドネシア語でmata、
・タイ語でta、
・ハワイ語でmaka(t音がないのでkとなります)、
・日本語でme
です。
<* 日本語は、系統的には、中国語、朝鮮語とは関係がありません。>
【cf.】
Paul K. Benedict, Japanese/Austro-Tai (Linguistica Extranea. Studia ; 20)
Paul K. Benedict, Thai, Kadai, and Indonesian: a new alignment in Southeastern Asia
松山 納「タイ語の系統に関するP.K.Benedictの異説について」
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